R. W. Summers midge

サマーズロッドのイメージ

オリジナリティあふれるグリップ周りやリールシート、濃い目のフレームフィニッシュなど外観がかっこいい。リールシートは軽量化とデザイン性が一体化していてこれを見ただけでサマーズロッドとすぐに分るオリジナリティがあります。2つのスライドバンドでリールフットを押さえつけるシンプルな構造ですが、スライドバンドはリールフットの形状に合わせてフレアー状にテーパーが付けてあり、しっかりと固定できるようになっています。グリップはだいたい太いところで22㎜位で握り具合もしっくりきます。

ラッピングは巻きとめたガイドフットが透けて見えるシースルーの薄いブラウンにブラックのトリムが施されていて丁寧な仕上がりです。フェルール部分のラッピングはダブルラップで見た目も盛り上がっています。補強のために何か上塗りしたような感じです。

持った感じは軽くて、想像したよりしなやか。ティップも繊細で振ってみるととても軽快です。バットには十分なパワーを持っておりグリップ内からしなりを感じさせてくれます。 短い分ロッド自重の慣性による曲がりが少ないのでしなやかながらシャキっとした感じです。

ラインを通した感じはバットが粘るバネのように勝手にラインを運んでくれるパワフル感と、グリップからのトルクをラインまで自然に伝えていく感じが手の延長のようで振ってて気持ちがいい。ティップは繊細だが全体的にクセがないので誰でもすぐに使いこなせると思います。