R.L.Winston Rod Co

ウインすトンロッド イメージ

 

グレンブラケット87年の作品。オーナーの方が直接オーダーで購入したそうですが当時なんと800ドル!だったそうです。外観はオレンジがかった飴色のバーニッシュがとても美しく、とても丁寧に仕上げられています。このバーニッシュの色合いの美しさは経年変化によるところもあるかもしれません。ゴールドのラッピングは透明感がありロッド全体のイメージをよりやさしい雰囲気にさせています。

アクションはその外観同様にやさしく、しなやかです。ソフトなアクションではありますが他のメーカーと同様ティップはしっかりしていてブレなく収まります。決してべナっとした感じではなく、しなやかながらビンッという張りがありティップに芯が通っている感じがします。この張りはテーパー設定だけでなく竹の使い方にもあると思います。このロッドのティップセクションはバットとほとんど同じ部分の竹素材を使用していると思われますし、節の位置取りからも張りを生み出すための要素を想像することができます。

キャスティング感はなめらかで軽く振るだけで流れるような美しいループが伸びていきます。キャスティングに力は必要なくロッド自体がラインを押し出
し、よどみないラインが常にロッドに伝わり手に乗ってきます。