Ovis Flea

オービス フリー イメージ

オービスのフリー(Flea)は1967年にラインナップされています。このロッドは古いタイプのグリップ形状から推測すると1970年代前半の作品と思われます。この見た目特徴のあるグリップはちょうど手の平にあたる部分がかなり太くて先端に向けて急激に細くなるテーパーが付いています。最大径はかなり太いんですが、とてもしっくりなじんで握りやすいです。

ストリッピングガイドはヤングのパーフェクショニストと同形の物がついてましたが多分パーフェクション製だと思います。(古いガイド類には詳しくな
いので定かではありませんが。)フェルールはステップダウン。使用してるサイズや形状などがペインっぽいです。抜差しはタイトで波が無くとてもスムーズです。

トラディショナルなパラボリックテーパーで、ロッドアクションはソフトでバットがよくしなります。最初に振った時はとてもしなやかなアクションに感じられましたがしっかりとしたティップには不安定な揺れが無くバットからのパワーを受ける十分な強さを持っています。実際にラインを通して振ってみるとバットから押し出すトルクフルで重量感のあるループが伸びていってくれます。キャスティングにクセは無く、ロッドをコントロールすることが容易で1投目から簡単に使いこなせるロッドだと思います。